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時計界の巨匠・初代ブレゲ(アブラアン・ルイ・ブレゲ)は、「時計の進化を2世紀早めた男」あるいは「時計界の発明王」と最高の賛辞を受けた天才時計師である。彼の時計は、当時の王侯貴族の中でも屈指のステイタスシンボルで、顧客にはルイ16世、マリー・アントワネット、ナポレオンなどがいた。そして、ブレゲひげゼンマイやトゥールビヨンなど、数々の発明品を世に送り出し、現在の時計の機構の優れた要素を開発した。 ブレゲ針や、ブレゲ数字、ブレゲひげゼンマイなど、時計用語にブレゲの名前の付いているものも数多くある。 ここで200年前に作られた時計のデザインと、現在の腕時計を比較してみよう。懐中時計から腕時計への変化はあっても、現在の腕時計のデザインは、基本的に200年前にプレゲが制作したものと同じであることがわかる。200年も同じものがそのまま表現されている工業デザインは、時計以外あるだろうか。すべてプレゲの功績である。 クラッシックモデルに用いられている手法はかなり手が込んでおり、時計の域を超えて芸術品とも言える。例えばブルースチールの針。100本中30本しか製品としては認められておらず、いかにそのクオリティーが高いか、そしてその製作工程がいかに難しいかを意味する。 次に、ギロッシェ文字盤。金の文字盤に特殊な旋盤を使い、手作業で一本一本線を刻んでいく。熟練の職人でしかでいない技だ。マザーオブパールの文字盤にギロッシェを刻み込んでいる物もあり、その技術には脱帽する。 また、3ピース一構造のケース。1つひとつの時計がそれ専用のケース、裏ぶた、ベゼルで構成され、微妙な隙間や歪みも細部に至るまで調整されている。他のブランドのように型番の同じモデルに互換性を持たせていない。そのため、ブレゲでもっとも難しい修理がケースの変形なのだ。 そして、ケースの周囲に刻まれたコインエッジ。ラグの部分に影響されること無くコインエッジが等間隔に美しく見えるのは、プレス加工ではないから。ラグの部分に至るまで、気の遠くなるような工程を経て仕上げられている。 ムーブメントもヌーベル・レマニア社やフレデリック・ピゲ社などのメーカーの製品を独自にアレンジして精巧につくられている。また、一部のクロノグラフは、マニファクチュール(自社一貫生産)でもあり、信頼度も高い。さらには永久カレンダー、クロノグラフ、ミニッツリピーターを組み込んだ超複雑時計を自社開発・製造できる、偉大なブランドでもある。 |
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愛知県公安委員会許可
古物商許可証番号
第541160605100号